対「矢倉囲い」完全攻略
12パターン(後半)
矢倉の攻略例⑦ 2枚の飛車攻めで2四桂に対して後手が同歩ときた場合
ポイント
1.矢倉では3二金一つで王将を守っており、金も王将のひもしかついていない。
2.今回も先手2四桂(1手目)で3二地点の金を狙いにいく。
3.駒の取り合いから、最後先手2三飛車(7手目)と飛車まで突き進む。
4.先手は2五地点を桂馬で抑えているため、後手の王将が縦に逃げてきても、先手の勝ちは決まっている。
矢倉の攻略例⑧ 2筋の香攻めに同金ときたパターン
ポイント
1.矢倉では3二金一つで王将を守っており、金も王将のひもしかついていない。
2.今回は2筋を香車でぶった切る。
3.後手が同金としてきたら、先手3二金(3手目)から詰みである。
矢倉の攻略例⑨ 2筋の香攻めに同王ときたパターン
ポイント
1.矢倉では3二金一つで王将を守っており、金も王将のひもしかついていない。
2.今回は2筋を香車でぶった切る。
3.後手が同王としてきたら、先手2一龍(5手目)から詰みまで一直線。
矢倉の攻略例⑩ 2筋を飛車でぶった切り、後手が同金ときた場合
ポイント
1.矢倉では3二金一つで王将を守っており、金も王将のひもしかついていない。
2.先手2三飛車(1手目)と、飛車でぶった切る。
3.後手が同金(2手目)と来たら、先手3二金(3手目)からの詰め路である。
矢倉の攻略例⑪ 2筋を飛車でぶった切り、後手が同王後、4手目で2二歩ときた場合
ポイント
1.矢倉では3二金一つで王将を守っており、金も王将のひもしかついていない。
2.先手2三飛車(1手目)と、飛車でぶった切る。
3.後手が同王(2手目)と来たら、先手2一龍(3手目)と指し、後手が2二歩(4手目)と来たら、1五桂と王将の頭から攻めて詰ませる。
矢倉の攻略例⑫ 2筋を飛車でぶった切り、後手が同王後、4手目で2二銀ときた場合
ポイント
1.矢倉では3二金一つで王将を守っており、金も王将のひもしかついていない。
2.先手2三飛車(1手目)と、飛車でぶった切る。
3.後手が同王(2手目)と来たら、先手2一龍(3手目)と指し、後手は2二地点に歩ではなく、銀を貼ってきても、先手はただ王の頭から攻めるだけである。
まとめ
- 「矢倉囲い」は全体的に硬い囲いでああるが、王将にひもが付いてるのは3二地点の金のみであるため、そこを攻めるのが攻略のポイント。
- 「矢倉囲い」は横攻め、端攻め、2筋攻めで攻略できる。場面に応じて使い分けて見てください。
- 今回は「矢倉囲い」の攻略法を説明しましたが、矢倉囲いを使う方も、上で説明した攻略をされる可能性があることを頭に入れておくといいかなと思います。