王位戦について

王位戦とは?

8大タイトルの一角で、1954年に産経新聞により開催された早指し王位戦が前身であり、1960年に北海道新聞、中日新聞、西日本新聞が主催に加わり、タイトル戦へと格上げになった。2021年には「お~いお茶」を販売している伊藤園が特別協賛に加わり、「お~いお茶王位戦」へと名前が変更になった。

主催

主催  :北海道新聞、東京新聞、中日新聞、神戸新聞、徳島新聞、西日本新聞
特別協賛:伊藤園

開催時期

予選   : 7月~翌1月
本選   : 1月~6月
タイトル戦: 7月~9月

賞金

優勝賞金:1,200万円

王位戦の仕組み

王位戦は
予選トーナメント
予選リーグ
挑戦者決定戦
王位戦
の4つの流れで構成されている。

予選トーナメント

王位戦予選トーナメント

王位戦は棋士女流棋士2名が参加資格できるタイトルです。

予選トーナメントでは8つのトーナメント戦を行い、各組の優勝者が予選リーグへと駒を進めます。

予選リーグ

 予選トーナメントを制した8名と予選リーグからのシード組による予選リーグです。

 紅組リーグ、白組リーグにそれぞれ6名振り分けられ、総当たり戦を行います。

 この各組のリーグを勝ち抜いた棋士2名が挑戦者決定戦へと駒を進めます

王位戦決勝リーグ

~シード条件~

前期の挑戦者決定リーグ上位者4名

挑戦者決定戦

王位戦挑戦者決定戦

 予選リーグを突破した棋士2名による、1本勝負を行い、勝者が王位戦へと駒を進めます。

王位戦

王位戦

 予選トーナメント、予選リーグ、挑戦者決定戦を見事勝ち抜いた棋士がついに王位に挑みます。

 王位戦は番勝負。全国の旅館・ホテルを回りながら対局し、先にした人が棋聖タイトルを獲得です。

 そして、持ち時間は8時間。1局を2日にかけて行うこともあります。その場合、1日目の終わりには封じ手を行います。

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