竜王戦について
竜王戦とは?
将棋界における8大タイトルの一つであり、最も伝統のある名人戦とともに、「二大タイトル戦」と呼ばれている。
名前の由来
将棋で最強の駒「飛車」が成った「竜(龍)」と中国皇帝の強さの象徴とされていた竜から来たとされています。
主催
主催 :読売新聞
特別協賛:野村HD
協賛 :東急グループ、UACJ、ヘーベルハウス、あんしん財団
開催時期
予選 :12月~5月
本選 : 6月~9月
タイトル戦:10月~12月
優勝賞金:4,320万円(8大タイトル最高賞金)
敗者賞金:1,620万円
(決勝トーナメント対局料:450万円)
賞金
竜王戦の仕組み
竜王戦は
①ランキング戦
②決勝トーナメント
③竜王戦
の3つの流れで構成されている。
ランキング戦
1組から6組内でランキング戦を行います。
1組はいわゆる最強クラス。順位戦最強クラスのA級やタイトル棋士が集まっています。
クラスに差があるため、各クラスで決勝トーナメントに参加できる人数は違います。 ワールドカップのヨーロッパみたいですね。ワールドカップではヨーロッパのレベルが高く、他大陸より多くの国がワールドカップに参加しています。
決勝トーナメント
ランキング戦を突破した11人の棋士たちが、トーナメント表に振り分けられます。
この難関トーナメントを勝ち抜いた棋士が竜王戦に挑戦する権利を得ることができます。
1組1位のシードぶりはいかついですね。
竜王戦
ランキング戦、決勝トーナメントを見事勝ち抜いた棋士がついに竜王戦に挑みます。
竜王戦は7番勝負。全国の旅館・ホテルを回りながら対局し、先に4勝した人が竜王タイトルを獲得です。
そして、持ち時間は8時間。1局を2日にかけて行うこともあります。その場合、1日目の終わりには封じ手を行います。
竜王戦伝説の一局
2008年の竜王戦は渡辺明竜王(4連覇中)VS羽生善治名人(通算6棋)の対局。勝った方が永世竜王になる一局であった。
最終的には渡辺竜王が3連敗から4連勝の大逆転という奇跡的な竜王戦となった。