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対「穴熊」完全攻略16パターン(前半)
「穴熊」は矢倉囲い、美濃囲いと並んで将棋の囲いの定番の一つであり、数ある囲いの中でもトップを争う固さも誇る。 自陣内で王将をあらゆる駒で囲うことで、攻め手は崩しても崩しても王将に届かず、王手を掛けることも許されない、まさに最強の囲いです。 穴熊を始めてみる人は、この囲い方は反則なのではと疑問も覚えると思いますが、どんな囲いにも弱点があります。 今回は「穴熊」をどのように攻略していくか、実践例を見ながら学んでいきましょう。
1.穴熊は駒同士の連携が強いので、一枚一枚剥がしていき、ひもが付かなくなった駒を狙いにいく。
2.先手2四歩(1手目)に対して後手同歩ときたら、さらに先手は歩を継ぎ足して、後手の金と銀のひもをはずしてから、先手3一龍(5手目)で先手優勢。
2.先手2四歩(1手目)に対して後手3二金(2手目)ときたら、先手4一龍(3手目)と寄り、さらに先手は3一地点をぶったぎり、2三歩成(7手目)で先手優勢。
2.先ほどと同様に先手2四歩(1手目)と穴熊を崩しにいきます。先手2三桂(7手目)が筋です。ここから、穴熊は一機に崩壊します。ここは、桂馬以外に金や銀でも代替可能です。
2.先手は2三地点に歩を貼ることも目的とする。
3.後手が2二銀(5手目)と埋めてきたが、もし埋めずに3四銀と逃げてきたら、2三地点に歩を貼れば、もっと簡単に穴熊を崩すことができる。
2.2三地点をいじめると穴熊は連結が外れていく。
2.先手3三香(1手目)も後手には痛い一手です。後手が同銀と来たら、先手3一飛成で先手優勢です。後手が同桂と取るしかないですが、穴熊は桂馬が動いたら、一機に囲いは弱くなります。
2.穴熊崩しの楽しいところは何といっても、駒交換を粘り強くやると、穴熊サイドがいつか守り切れなくなることです。
2.穴熊は強い駒で囲いを作っており、ト金などと駒交換するのを嫌がります。
3.後手が4二金(2手目)を3一の金で取ってしまうと、先手2一龍で詰みになります。
4.4二龍(7手目)を飛車欲しさに、3二龍としてしまうと、金が王将に近づき、後手の守りが強くなってしまいます。
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