「相掛かり棒銀」を学ぶ

完成図

相掛かり棒銀の完成図

基本形手順(先手番)

特徴

基本情報

○名前 :相掛かり棒銀
○読み方:あいがかりぼうぎん
○展開 :急戦
○囲い :中住まい

同系統の戦法
狙い

2四飛車と目指したいのですが、相手の飛車が横から利いています。
そのため、まずは角交換し突破の糸口を作ります。

補足

先手が相掛かりで2八飛車と下げると、後手は8四飛車と下げます。
これは後に、3三角とし四段を守る意図があります。

戦法の使い方

後手が3三桂馬としてきた時(28手目)の対処法(先手番)

ポイント

1.後手は角を3三に上げ、四段を守りに来る(22手目)。

2.後手の3三角が邪魔をしているため、先手6六と角が出て飛車取りを掛け、角交換に誘導(25手目)。

3.先手は桂馬を1七(43手目)、2五(45手目)と跳ねて、相手の桂馬を剥がしにいく。

4.後は持ち駒の角を使って、敵陣を一機に攻める。

後手が3三地点を銀で埋めてきた時(28手目)の対処法(先手番)

ポイント

1.後手は3三角とし、四段を守る(22手目)。

2.先手は6六角で飛車取りをかけ、角交換に誘導する(25手目)。

3.敵の囲いを崩すため、先手は2五桂(55手目)、3四香(59手目)と崩す。

4.先手5五桂(67手目)は4三を狙いつつ、5四銀ときたら7二角打で飛車と銀の両取りとなる。

5.先手4三角(73手目)は一見悪手に見えるが、桂馬が利いているため攻めの一手となる。

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