将棋の順位戦とは?

 毎日のように藤井聡太棋士の話題がメディアで取り上げられています。

 そんな藤井聡太棋士はB級1組にいます。

 ちなみに、3月のライオンの主人公桐山零は12巻でB級2組にいます。

 一体、この学校のクラスみたいな○級○組とは何を表すのでしょうか?

これから説明していきます。

順位戦とは?

順位戦の画像

上の図は2020年の将棋の順位戦です。

プロ棋士はレベルに応じて

・A級
・B級1組
・B級2組
・C級1組
・C級2組
+フリークラス

の5+1クラスに分けられます。

毎年6月から3月にかけてクラス内で順位戦が行われます。

プロになったばかりの4段の棋士はC級2組から始まり、年間の順位戦で勝つと上のクラスに昇給していきます。
逆に負けると降級します。

○昇給
・飛び級はなし
・B級1組以下ではリーグ優勝orそれと同等の成績で昇給
・成績が同じ場合は昨年度の順位が加味される

○降級
・A級は下2名が降級
・B級1組では下3名が降級
・B級2組以下では降級点制度があり、すぐには降級しない
 (B級2組)在籍4名につき一人成績下位者につく。2つ取ると降級。
 (C級1組)籍4.5名につき一人成績下位者につく。2つ取ると降級。
 (C級2組)籍4.5名につき一人成績下位者につく。3つ取ると降級。

※フリークラス:C級2組から降級した棋士・編入試験合格者の新棋士などがおり、順位戦には参加できません。
将棋界は棋士は順位戦で対局して対局料を貰っているため、順位戦に参加できないのは死活問題です。

~順位戦のトップが名人戦に挑戦~

最上位のクラスであるA級の中で1位となったものが、その年の名人戦で現名人と戦う権利を得る。

 

クラスまとめ

クラス
人数
対戦
昇給条件
降級条件
A級
10人
総当たり
名人戦で勝利
下2名
B級1組
13人
総当たり
上2名
下2名
B級2組
変動
10選
上位2名or全勝
降級点2点
C級1組
変動
10選
上位2名or全勝
降級点2点
C級2組
変動
10選
上位3名or全勝
降級点3点

順位戦と段の関係

将棋を見るとき、現在の棋士のレベルを段のみで図ることが多いと思います。

それは半分正解であり、半分不正解です。

ここまでの話で一度も段は出てきてません。

そうなんです!順位戦に段は関係ないのです。

プロ(4段)以降、棋士はタイトルの獲得や公式戦での勝利数で段をあげていきます。

つまりは、段は棋士にとって、今まで積み上げてきた証です。会社が積み上げてきた資産のようなものです。
リンク:段の昇格基準(日本将棋連盟)

一方、順位戦の○級○組は現時点において、棋士のレベルを図るものです。会社のその年の売上のようなものです。

なので、同じB級2組に9段もいれば4段いる可能性もあるのです。

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