「銀」の手筋３パターン
将棋のルールを覚えた後は、実際に将棋で勝つための方法を学びます。そこで、重要なもののひとつに「手筋」があります。
今回はその中の「銀」の基本手筋について学習します。「銀」は斜めと上に動くことが出来、金駒と並んで攻守両方で科活躍する駒です。
元々強い「銀」ではありますが、手筋を学ぶことで、それまで以上に「銀」の強さを認識できると思います。
それでは、早速「銀」の基本手筋を学習していきましょう。
①割り打ちの銀
銀を貼って、その斜め右・斜め左にいる金や飛車の両取りを狙うこと。
図１
（図１）６一地点に銀を貼ります。すると、飛車と金の両取りになりました。これを「割り打ちの金」と呼びます。
②桂頭の銀
桂馬の一つ前（頭）に銀を貼ること
図２
（図２）相手の６五地点の桂馬は次に５七桂馬を狙っています。そこで、桂馬の頭にあたる６六地点に銀を貼ります。これで桂馬は７七地点にも５七地点にも跳ねると銀に取られてしまう形になりました。これを「桂頭の銀」と呼びます。
③腹銀
相手の王将の右横または左横に銀をはること。
図３
（図３）王の横腹にあたる３二地点に銀を貼ります。これを「腹銀」と呼びます。
図４
（図４）相手の王将が２三に逃げても、２二銀成と追いかけると詰みになります。
まとめ
今回は「銀」の手筋を３パターンご紹介しました。斜めに動ける「銀」らしい手筋を学べましたでしょうか。
「銀」の手筋に関して、動きと合わせて名前も覚えてみてみましょう。今回説明した場面が出てきたら、是非試してみて下さい。
