享年29歳でこの世を去った怪童棋士村山聖
命を削りながらも将棋に全てをかけた男の生き様と功績に、日本将棋連盟は逝去翌日、九段を追贈しました。

彼の生き様を題材とした、「聖の青春」というノンフィクション小説はドラマ化・映画化までされています。

本記事では、そんな村山聖という伝説の棋士と、映画「聖の青春」についてご紹介します。

怪童村山聖

村山 聖(むらやま さとし)さんは、17歳でプロ入りし、26歳で八段まで上り詰めた広島県出身の棋士です。
29歳で癌のため逝去
されますが、その翌日に九段を追贈されているため、段位は九段となっています。

村山さんが活躍した時代は、当時若手だった羽生善治九段を筆頭とした世代交代を狙う新星達が誕生した時代であり、まさに群雄割拠の将棋界でした。
後に彼らは羽生世代と呼ばれ、村山さんもその一人とされています。

 

羽生善治九段とライバル関係?

羽生善治棋士と並び、「東の羽生、西の村山」と称されていたほどに、村山さんはその実力に期待されていました。

村山さんはとにかく負けず嫌いで闘争心が強く、他の棋士に対して敵意を剥き出しにしていたそうですが、羽生善治棋士にだけは敬意を払っていたそうです。

そんな村山さんの羽生善治棋士との戦績は6勝8敗で、全盛期とも言われる当時の羽生善治棋士とここまで互角に渡り合った棋士は当時他にいませんでした。

そんなライバル関係であった羽生善治棋士が、村山さんの名局を解説している本をご紹介します。

「羽生善治棋士が村山さんについて語る」(別サイト)

映画「聖の青春」

 

映画「聖の青春」は、村山聖さんの生き様を題材とした映画です。
病を抱えながらも、懸命に戦う主人公の生き様に胸を打たれる見応えのある作品となっています。

本作品を観た編集部からの特に見どころなポイントを二つご紹介します。

主演松山ケンイチさんの演技力

主演の村山聖さんを演じられてた松山ケンイチさんは、「燃え尽きた」と言うほどに本作品の役作りに熱量を入れられたそうです。
また、主人公のライバル役、羽生善治棋士を演じられた東出昌大さんも、とにかく羽生善治棋士を観察し、ご本人のメガネまで借りる徹底ぶりで演じられています。

このお二方の本作品への熱量は必見で、作品の世界にどんどんと引き込まれていきます

松山ケンイチ&東出昌大 ロングインタビュー(別サイト)

病の中で生きる彼を支えた人たち

病を抱える村山さんに「好きなことをやらせたい」と懸命に師匠を探して引き合わせたご両親

「どちらが師匠かわからない」と周りに言われるほどに、懸命に村山さんの世話をし支えたご師匠

これら実話が元になり描かれる、彼を支える人たちとの関わり、ヒューマンドラマ部分にとても胸動かされます。
※二つのエピソードは直接的には作中に登場しません。

まとめ.伝説の棋士「村山聖」はやはり伝説

伝説の棋士「村山聖」と、映画「聖の青春」についてご紹介しました。

記事や映画を通じて彼の生き様について知ると、尊敬の一言しか出てきません

ぜひみなさんも、余韻が残るこの名作を一度ご鑑賞ください。

参考:Wikipedia 村山聖
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%
9D%91%E5%B1%B1%E8%81%96)
参考:Wikipedia 聖の青春
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%
96%E3%81%AE%E9%9D%92%E6%98%A5)
参考:マイナビニュース 東出昌大、映画『聖の青春』で羽生善治役!役作りとほ本物メガネで「瓜二つ」(https://news.mynavi.jp/article/20160617-a037/)
参考:棋士成績DB 羽生善治対村山聖成績
(http://kenyu1234.php.xdomain.jp/match2.php?name1=198&name2=203)

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